高校中退でも大学に進学するための3つの方法

紙に書いて勉強している様子 学び直し

「いま通ってる高校になじめない」
「高校を辞めたいけど先が心配」
「高校中退したけれどどうしたらいいかわからない」

周りのみんなが楽しそうに高校生活を送る中で、このように考えて不安になっている方もいると思います。
しかし、高校を辞めても大学へ進学できることを知っていれば、前へ踏み出す希望にもなります。
今回は高校中退しても大学へ進学するための方法について3つご紹介します。

また、お子さまのことが心配な親御さんや、中学卒業後に高校に進学しなかった方にも参考になるかと思いますので、ぜひご覧ください。

高校再入学(編入)

環境が変われば気持ちも変わります。中には見違えるくらい生き生きとする人もいます。

高校中退した生徒が、別の高校に再入学や編入することで高校卒業を目指すこともできます。

全日制高校(いわゆる一般的な高校)の生活が合わなくても、定時制高校や通信制高校を選択することで、自分の状態に合う形で学習をし卒業することは可能です。

定時制高校では一日あたりの授業時間が短く、始業時間が夕方からの「夜間定時制」もあるため、朝起きられない、混雑する交通機関が苦手な方でも通いやすいと思います。

通信制高校では、学校に通わずに課題の提出・添削を通して学習を進め、自分のペースで学ぶことができます。時間を自由に使えますが、自己管理能力が必要となります。

いずれの学校でも所定のカリキュラムに沿って学ぶため、独学よりも体系的に学習することができるでしょう。

高卒認定試験

高等学校卒業程度認定試験(通称:高卒認定試験)は、文部科学省が主催する国家試験で、高等学校を卒業できなかった方等の学習成果を適切に評価し、高等学校を卒業した者と同等以上の学力があるかどうかを認定するための試験です。

合格者には大学・短大・専門学校の受験資格が与えられます。また、高等学校卒業者と同等以上の学力がある者として認定され、就職や資格試験等に活用することもできます。

試験は年に2回実施されます。試験科目や合格要件、出題範囲などは文部科学省のウェブサイトで確認できます。また、2年次・3年次での中退であれば、在籍していた高校が発行する単位修得証明書を提出することで一部科目を免除できる場合もあります。

試験対策の参考書や動画も多くあります。
独学での受験が不安な方は、塾や予備校などを利用するという方法もあります。

通信制大学の特修生

通信制大学の中には特修生制度を設けている学校もあります。
高校を卒業していない人でも、所定の科目を履修して一定の単位を修得すれば大学に正科生(大学の卒業を目指す学籍)として入学できる制度です。

正科生となることにより四年制大学を卒業できます。また、特修生として修得した単位は、正科生になった際に既修得単位として認定を受けることができます。ただし、特修生として所定の単位を修得しても、その資格は特修生として学んだ通信制大学に限定されるため、他の大学への入学資格にはなりません。

通信制大学を選ぶ際には学びたい分野や自身の目指す目標、制度の詳細などをよく理解した上で、最適な選択を行うことが大切です。

まとめ

私自身、高校を中退して当時の大検(大学入学資格検定)を受験し18歳で高卒資格を得ました。
しかし、実際に通信制大学に入学したのは40歳を超えてからなので、もっと早く進学すればよかったと思っています。

現代は多様性や個性を尊重するので、昔より選択肢が多くなっています。
その分迷うこともあると思いますが、大学へ進学するために学習することは将来の可能性を広げることに繋がります。

あなたがより良い選択をすることを願います。

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