読書が疲れるのはなぜ?ちょっとの工夫で疲れにくい読書法

ページを開いた本 大人の勉強

「読書ってなんだか疲れる」
「本を読んだほうがいいってわかってるけどめんどくさい」
「興味のある本を手に取ったはずなのに、文章を追うのがだんだんつらくなる」

本を読むのは楽しいことですね。
本を読むことで手に入る新しい知識は、生きることに役立ち勉強になります。
しかし、長い時間続けて読書をしていると身体のあちこちに負担がかかったり、疲れを感じてしまいます。ここでは、読書中に疲れを感じる原因と、その疲れを軽くするための方法について説明します。

疲れを感じる原因がわかりその原因に合った対策をすることで、本を読むときに疲れにくくなり、より楽しく充実した読書時間にすることができます。

プロフィール
author:とりの とさか
・社会人として働きながら一念発起し、40代で通信制大学に入学。9年かけて大学を卒業。
・通信制大学在学中の勉強では、本を読みレポートを書くことを数多く行い単位を習得。
・大学卒業後もなお、仕事に生かせる知識を得ることと、副業での収入を得るための学びとして、勉強を継続中。

読書をすると疲れを感じる

本を読んでいると色々なところが疲れてきますよね。
たびたび疲れを感じると読書すること自体がめんどうになり、読書離れにつながってしまいます。
しかし、本を読むことで楽しさを感じたり、さまざまな知識を身につけることができるのは、心の豊かさにつながります。また、仕事で資格を取るなどの勉強に必要なため、読まなければならない場合もあります。

今回は読書中に感じる疲れについて、特に多い

  • 脳が疲れる
  • 心が疲れる
  • 首や肩が疲れる

この3つの原因に着目して説明したいと思います。

なぜ読書をすると脳が疲れるのか

むずかしい内容で脳が疲れる

むずかしい内容や専門的な知識を必要とする本を読むと、脳が多くのエネルギーを消費します。新しい情報を理解するために脳がフル回転すると、結果として疲れを感じやすくなります。特に専門書や哲学書など、複雑な考え方や理論が書かれている本を読む場合は、脳の負担は大きくなってしまいがちです。読んでる途中で頭がついてこないと感じたら、少し休んでリフレッシュする方がよいですね。

飲まず食わずで本に没頭している

読書に夢中になりすぎたり、あるいは手に取ってる本を汚したくないという理由で、食事や飲み物をとらずに本を読み続けることがあります。何も口に入れずに読書を続けていると脳のエネルギーが足りなくなり、疲れを感じる大きな要因になります。また、脳の80%は水分でできているので、何も飲まずに読書をすることで脳の水分が足りなくなるため、疲れを感じてしまいます。脳は常にエネルギーを消費しており、特に集中力が必要となる本を読むとエネルギーの消耗が激しくなります。読書中に適度な水分補給と軽食をとることで、脳のエネルギーを補い、集中力を維持しやすくなります。

完全に理解しようとして疲れる

全ての内容を完全に理解しようとするあまり、一文一文を深く考えすぎてしまうのも疲れる一因となります。考えることに集中しすぎると、脳の疲労を引き起こします。とくに初めて読むジャンルの本や、高度な専門知識が必要な内容の場合は、無理に完璧を求めないでリラックスして読むことも大切です。理解できない部分は一旦飛ばしたり、最初は軽く目を通してから後でもう一度しっかり読み直すなどやわらかく考えたほうが、疲れすぎずに読書を楽しむことができ内容も頭に入るでしょう。

なぜ読書をすると心が疲れるのか

感情移入しすぎて心が疲れる

本を読んでワクワクドキドキするのは楽しいことですね。しかし、物語に感情移入しすぎて登場人物の喜怒哀楽に引きずられると、心が疲れることがあります。とくに感動的な場面や悲しい場面では、その影響が大きいです。ドラマチックな物語や緊張感が高いミステリーなど、感情の起伏が激しくなるストーリーだと心に負担がかかります。感情が高まりすぎたときは、一旦本を閉じて深呼吸するなど、心のリセットをするとよいでしょう。

退屈で飽きてしまい疲れる

人にすすめられて読んではみたけどあまり面白くなかったなど、興味のない本を読んでいると集中力が続かず、飽きてしまうことがあります。この飽きてつまらないという気持ちが心が疲れる原因になって、読書自体を楽しめなくなることもあります。興味の持てない本を無理して読むよりも、自分が興味を持つテーマやジャンルの本を選ぶほうが、読書を楽しく感じられます。また、つまらないと思った本も時間をおいて読み返してみると、見方が変わっておもしろく感じることもあります。読みたい本が見つからないときは、レビューやおすすめリストを参考にするのも良い方法です。

他のことが気になって罪悪感をもつため疲れる

夢中になって本を読んでいたら「気が付いたらこんな時間に!」なんてこともありますよね。たとえば家事や仕事・勉強など他のやるべきことが頭に浮かぶと、罪悪感や不安を感じてしまうことがあります。このような精神的なストレスも心の疲れにつながります。読書の時間と他の作業時間をきちんと分けて時間を管理することで罪悪感を減らし、心の疲れを防ぐことができます。また、読書はリラックスする時間ととらえて他のことを気にしないで没頭する、と決めてしまうのもひとつの手です。

なぜ読書をすると目や首が疲れるのか

長時間同じ姿勢で動かないので疲れる

読書中に長時間同じ姿勢でいることは、目や首、肩に負担がかかります。とくに猫背や不自然な姿勢での読書は、体全体の疲れを引き起こします。時間を決めて姿勢を変えたり、ストレッチを行うことで、体の疲れをやわらげることができます。首や肩のストレッチは読書中に手軽に緊張をほぐせるので、リラックスするのに効果的です。

環境がよくないので疲れる

照明が暗すぎる、あるいは明るすぎる環境での読書は、目に大きな負担をかけます。また、温度や湿度が高すぎたり、逆に低すぎても体に良くありません。読書をするのに快適な環境をととのえるために、ちょうどよい明るさの照明を使って、すごしやすい室温と湿度を保つことが大切です。また、こまめに部屋の空気を入れ換えて新鮮な空気をとりいれると、体や心の疲れを軽くすることができます。

タブレットやスマホで読書をして疲れる

電子書籍をタブレットやスマホで読むことが増えていますが、文字が小さすぎたり画面がまぶしすぎると目の疲れを引き起こしやすいです。文字を大きくしたり、文字や背景の色を変えて見やすくなるように設定をすることや、ブルーライトカット機能を使うことで、目の負担を軽くすることができます。また、電子書籍リーダー(電子書籍専用の端末)は、スマホで読むよりも読書をしやすく作られているので、専用のものを使うのもよいでしょう。

疲れにくい読書はどうすればよいか

短時間で区切りをつけて一休みする

長時間の読書をさけて、ほどよく一休みすることで脳と体の疲れを軽くできます。たとえば、20~30分ごとに5分程度の休憩をはさむと効果的です。休憩中には軽いストレッチや目の運動をすると、リフレッシュできます。一休みすることで集中力をたもつことができ、疲れにくい読書をすることができます。

水分や糖分を取りながら読書をする

脳のエネルギーが足りなくなるのを防ぐために、読書中に水分や軽いスナックを取ることを心がけましょう。脳のエネルギーが補給されると、集中力をたもちやすくなります。とくに、ナッツやフルーツ、チョコレートなど、手軽につまめるおやつを用意しておくとよいです。また、コーヒーやコーラなどカフェインの入った飲み物も、適量であれば集中力を高める効果があります。

自分の体に合った椅子や道具を使う

座りごこちがよい椅子やクッションを用意して、よい姿勢で読書をすることで身体の疲れを防ぐことができます。とくに、自分の体に合う椅子やデスクを使うのは大事なことです。エルゴノミクス(人間工学)にもとづいた椅子やデスクを使うと、ここちよく疲れにくい読書ができますし、インテリアとしても高級感があります。また、足元をサポートするフットレストなどを取り入れるのもよいでしょう。

老眼鏡や拡大鏡を使う

文字が小さく見づらいと感じるときは、老眼鏡や拡大鏡を使うことで目の負担を軽くできます。自分に合ったメガネなどを使い、読書を楽しむための環境をととのえましょう。また、定期的に眼科検診を受けることで、視力の変化に早めに気づくことができ、目の健康をたもつことができます。

目で本を読まない。聞く読書を取り入れよう!

言葉を音で聞くことで理解しやすくなる

読書とは、目を使って文字を追って本の内容を読み解くことですが、目が疲れることで脳や身体の疲れにつながります。そんな時におすすめなのが「聞く読書」です。オーディオブックを使うことで、本の内容を耳で聞くことができます。音で言葉を聞くと、文章のリズムや重要なポイントがわかりやすくなり、その本のことをよりおもしろく感じることができます。また、耳で聞くほうが目で見るよりも言葉を理解しやすいため、リラックスしながら本の内容が頭に入るのも大きなメリットです。

家事などをしながら読書できる

オーディオブックのもっとも大きいメリットは、手を使わずに読書ができることです。家事をしながらや、通勤中、運動中など、目と手がふさがっている時でも本の内容を楽しむことができます。ながら読みができるので、読書の時間を増やすことができて、忙しい日常の中でも新しい知識を手に入れたり物語を楽しむことができます。とくに、通勤中にオーディオブックを聴くことは、通勤時間を有効に使って仕事に役立つ勉強ができたり、ストーリーの続きを聞いたりすることで、通勤自体を楽しむこともできます。

目を使わないので体が楽

読書による疲れの大きな原因は、長い時間にわたる目の使いすぎです。オーディオブックを使えば、目を休めながらも読書を楽しむことができます。とくに、視力の低下が気になる方や、パソコンやスマートフォンを使って目が疲れている方にとって、オーディオブックは救世主となるでしょう。また、読書中の姿勢に気を使うこともなくなるため、首や肩の負担も少なくなります。リラックスした姿勢での耳からの読書を取り入れることで、よりここちよい読書時間にすることができます。

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このように「聞く読書」を取り入れることで読書疲れを軽くして、よりたくさんの本を楽しむことができます。ぜひ、オーディオブックを利用して、新しい読書のスタイルを取り入れてみてください。

まとめ 疲れにくい方法で楽しい読書ライフを!

読書中の疲れを軽くするためには、ほどよく休むことや環境づくりが大切です。また、オーディオブックなどの新しい読書方法を取り入れることで、今よりももっと読書が楽しくなります。自分に合った方法を試しながら、疲れにくい読書ライフを楽しみましょう。

さまざまな本から受け取れる新しい知識やゆたかな感情は、あなたの世界を広げてくれるでしょう。

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